『藩翰譜』(はんかんふ)

 

 『藩翰譜』(はんかんふ)は、旗本で朱子学者でもあった新井白石が記した江戸期の家伝・系譜書。元禄13(1700)年よりはじめ、元禄15(1702)年に成立。全12巻。

 内容としては、慶長5(1600)年~延宝8(1680)年までであり、第1巻が親藩(徳川諸家)、2〜6巻までが譜代大名、7〜10巻が外様大名の記述で、以下残りの2巻は廃絶された大名が掲載されている。ちなみに、写本は多く、内容はどれもいくらか違うらしい。

 国立国会図書館デジタルコレクションでは、写本の1つ(筒井氏はコマ43~47)が閲覧可能で、さらに明治27年の翻刻版(筒井氏は第12上巻のコマ38~42)の閲覧も可能。尚、これら閲覧できる資料も、いきなり最初の一文目から記述内容が微妙に異なっている。

筒井氏同族研究会

大和の戦国大名・筒井順慶をはじめとする筒井氏を調査研究する団体です。 一族郎党の子孫や研究者だけでなく、筒井氏に興味のある方ならどなたでも歓迎します。 筒井氏の謎を一緒に解明していきましょう。

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