『多聞院日記』(たもんいんにっき)
奈良の興福寺多聞院主の日記。文明 10 (1478)年 ~元和3 (1617) 年の139年の記録。著者は初めの部分は学賢房宗芸、妙喜院宗英で、大部分は学侶多聞院英俊によるものであり、著者不明の『別会五師方日記』等が一部混入。戦国時代から江戸時代初期(大坂冬の陣と夏の陣を含む)に至る社会変革期の一級史料として貴重な文献とされている。また、英俊は、筒井氏と十市氏の動向を細かく書き留めている。
国立国会図書館デジタルコレクションでは、『多聞院日記』の翻刻版が、第1巻~第5巻まで閲覧が可能。
◆第1巻: 巻1~11(文明10(1478)年正月~永禄9(1566)年12月)
(巻一と巻二は、学賢房宗芸による)
・巻 一: 文明10(1478)年正月 ~ 文明10(1478)年11月 【P.1~76】
・巻 二: 文明15(1483)年正月 ~ 文明17(1485)年4月 【P.77~161】
(巻三は、筆者未詳)
・巻 三: 永正2(1505)年正月 ~ 永正4(1507)年12月 【P.162~212】
(巻四以降は、学侶多聞院英俊による)
・巻 四: 天文8(1539)年7月 ~ 天文8(1539)年12月 【P.213~249】
・巻 五: 天文10(1541)年11月 ~ 天文11(1542)年11月 【P.250~303】
・巻 六: 天文12(1543)年2月 ~ 天文13(1544)8月 【P.304~359】
・巻 七: 天文13(1544)年9月 ~ 天文15(1546)年10月 【P.360~377】
・巻 八: 天文18(1549)年5月 ~ 天文19(1550)年8月 【P.378~412】
・巻 九: 弘治元(1555)年10月 ~ 弘治2(1556)年正月 【P.413~420】
・巻 十: 永禄8(1565)年7月 ~ 永禄9(1566)年6月 【P.421~456】
・巻十一: 永禄9(1566)年7月 ~ 永禄9(1566)年12月 【P.457~478】
※正誤表が、第4巻の巻末、および、第5巻の巻末にあり。
◆第2巻: 巻12~23(永禄10(1567)年正月~天正5(1577)年12月)
・巻 十二: 永禄10(1567)年正月 ~ 永禄10(1567)年8月 【P.1~30】
・巻 十三: 永禄10(1567)年9月 ~ 永禄11(1568)年6月 【P.31~79】
・巻 十四: 永禄11(1568)年7月 ~ 永禄12(1566)年正月 【P.80~109】
・巻 十五: 永禄12(1569)年2月 ~ 永禄12(1569)年12月 【P.110~159】
・巻 十六: 永禄13(1570)年正月 ~ 元亀元(1570)年9月 【P.160~208】
・巻 十七: 元亀2(1571)年正月 ~ 元亀2(1571)年12月 【P.209~259】
・巻 十八: 元亀3(1572)年正月 ~ 元亀3(1572)年12月 【P.260~310】
・巻 十九: 天正2(1574)年正月 ~ 天正2(1574)年12月 【P.311~348】
・巻二十 : 天正3(1575)年正月 ~ 天正4(1576)年3月 【P.349~407】
・巻二十一: 天正4(1576)年5月 ~ 天正4(1576)年7月 【P.408~422】
・巻二十二: 天正4(1576)年8月 ~ 天正5(1577)年3月 【P.423~452】
・巻二十三: 天正5(1577)年4月 ~ 天正5(1577)年12月 【P.453~481】
※正誤表が、第4巻の巻末、および、第5巻の巻末にあり。
◆第3巻: 巻24~31(天正6(1578)年正月~天正13(1585)年12月)
・巻二十四: 天正6(1578)年正月 ~ 天正6(1578)年12月 【P.1~40】
・巻二十五: 天正7(1579)年正月 ~ 天正8(1580)年3月 【P.41~101】
・巻二十六: 天正8(1580)年閏3月 ~ 天正8(1580)年12月 【P.102~140】
・巻二十七: 天正9(1581)年正月 ~ 天正9(1581)年12月 【P.141~194】
・巻二十八: 天正10(1582)年正月 ~ 天正10(1582)年12月 【P.195~284】
・巻二十九: 天正11(1583)年正月 ~ 天正11(1583)年12月 【P.285~323】
・巻三十 : 天正12(1584)年正月 ~ 天正12(1584)年12月 【P.324~395】
・巻三十一: 天正13(1585)年正月 ~ 天正13(1585)年12月 【P.396~463】
※正誤表が、第5巻の巻末にあり。
◆第4巻: 巻32~40(天正14(1586)年正月~文禄3(1594)年12月)
・巻三十二: 天正14(1586)年正月 ~ 天正14(1586)年12月 【P.1~58】
・巻三十三: 天正15(1587)年正月 ~ 天正15(1587)年12月 【P.59~105】
・巻三十四: 天正16(1588)年正月 ~ 天正16(1588)年12月 【P.106~158】
・巻三十五: 天正17(1589)年正月 ~ 天正17(1589)年12月 【P.159~213】
・巻三十六: 天正18(1590)年正月 ~ 天正18(1590)年12月 【P.214~276】
・巻三十七: 天正19(1591)年正月 ~ 天正19(1591)年12月 【P.277~328】
・巻三十八: 天正20(1592)年正月 ~ 天正20(1592)年12月 【P.329~381】
・巻三十九: 文禄2(1593)年正月 ~ 文禄2(1593)年12月 【P.382~434】
・巻四十 : 文禄3(1594)年正月 ~ 文禄3(1594)年12月 【P.435~478】
※正誤表が、第5巻の巻末にあり。
◆第5巻: 巻41~46(文禄4(1595)年正月~元和4(1618)年4月)
・巻四十一: 文禄4(1595)年正月 ~ 文禄4(1595)年12月 【P.1~24】
・巻四十二: 文禄5(1596)年正月 ~ 文禄5(1596)年6月 【P.25~38】
・巻四十三: 天文3(1534)年 ~ 文禄3(1594) 【P.39~49】
(巻四十四は、別会五師宗栄による。)
・巻四十四: 天正8(1580)年3月 ~ 天正10(1582)年5月 【P.50~71】
(巻四十五、および、巻四十六は、筆者未詳)
・巻四十五: 慶長4(1599)年正月 ~ 慶長4(1599)年12月 【P.72~121】
・巻四十六: 元和2(1616)年12月 ~ 元和4(1618)年4月 【P.122~133】
(巻三十補遺は、別会五師宗栄による。)
(巻三十補遺) 天正19(1591)年正月1~13日 分 【P.134~135】
※正誤表が、第5巻の巻末にあり。
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