筒井 春俊(春次)について(4)
文責: 清山 孝三郎
私につながる豊後國 國東郡 田福(多福)村 字有安の筒井家の祖は、慶長13(1608)年に徳川家によって改易とされた筒井定次の二男・筒井春俊(つつい はるとし)です。一般には筒井春次とされているようです。
昭和35(1960)年11月3日に、一族の人間であり、豊後高田の郷土史家であった筒井清芳(つつい せいほう)氏によって纏められた田福有安・筒井家の家系譜『筒家里 (とうかり)』には、「室町末期から江戸時代の中期までは、有安地區及その北側平井(ひれえ)地區に亘(わた)り波多氏、佐々木氏等が栄えていたと思われる…」と記述されていることを、前回のブログ「筒井 春俊(春次)について(3)」にてご紹介した。
筒井清芳氏は、『村の歴史』という文書も発行し、豊後市立図書館だけでなく、田福老人クラブでもその内容をご紹介されていたようである。最終的に何話まで発行されたの分からないが、私が確認できているのは、以下の第1話~第3話であり、第1話『若宮八幡様のこ難』に限っては、豊後高田市立図書館の電子図書館サービスで閲覧が可能となっている。
・第1話『若宮八幡様のこ難』:昭和48(1973)年1月14日 発行。
・第2話『田福村の成り立ち』:昭和48(1973)年2月26日 発行。
・第3話『田福と波多氏』:昭和48(1973)年7月26日 発行。
上記以外にも筒井清芳氏の作品は、大分県立図書館や豊後高田市立図書館に、いくつか所蔵されているが、これらの中には、波多氏についての記述も含むので、今後ご紹介したい。
波多氏、佐々木氏、筒井氏、筒井清芳氏の作品等に関する情報提供をお待ち致しております。 宛先: searching_history@yahoo.co.jp
筒井清芳氏の作品のご紹介
(現在判明分のみ;新たに見つかれば今後このページに追記予定)
◆発行日 / タイトル / 大分県立図書館(県)の所蔵有無 / 豊後高田市立図書館(市)の所蔵有無
◆1960年1月 / 『川野一統』 / 県:無し / 市:有り(禁帯出)。
◆1963年 / 『高田町近世諸事々始調((豊後高田市立)図書館叢書 第1集)』 / 県:有り(禁帯出) / 市:無し。
◆1963年6月26日 / 『六郷山各本寺の現在位置』((豊後高田市立)図書館叢書 第2集) / 県:有り(禁帯出) / 市:有り(電子図書館:翻刻版)。
◆1963年9月16日 / 『三浦梅園と豊後高田市』((豊後高田市立)図書館叢書 第3集) / 県:有り(禁帯出) / 市:有り(電子図書館)。
◆1964年2月20日 / 『高田と高田城』((豊後高田市立)図書館叢書 第4集) / 県:有り(禁帯出) / 市:有り(電子図書館)。
◆1964年12月10日 / 『高田の城主十七代』((豊後高田市立)図書館叢書 第5集) / 県:無し / 市:有り(電子図書館)。
◆1965年11月27日 / 『かくれ切支丹 第1号』((豊後高田市立)図書館叢書 第6集) / 県:有り(禁帯出) / 市:有り(電子図書館:翻刻版)。
◆1967年4月20日 / 『高田の三詩僧』((豊後高田市立)図書館叢書 第7集) / 県:有り(禁帯出) /市:有り(電子図書館)。
◆1972年 / 『水鏡 河野大庄屋古文書』 /県:有り(禁帯出) /市:無し。
◆1973年1月14日 / 『若宮八幡様のご難』(村の歴史 第一話) / 県:無し / 市:有り(電子図書館:翻刻版)。
◆1973年2月26日 / 『田福村の成り立ち』(村の歴史 第二話) / 県:無し / 市:無し。
◆1973年7月26日 / 『田福と波多氏』(村の歴史 第三話) / 県:無し /市:無し。
◆1973年9月 / 『河野喜兵衛元信 多福院再興の檀越』 / 県:無し / 市:有り(禁帯出)。
◆1975年1月 / 『狐峰詩集』 / 県:無し / 市:有り(貸出可)。
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