『看聞日記』(かんもん にっき)

 後花園天皇の実父である伏見宮貞成親王(1372~1456)が記した、応永23(1416)年~文安5(1448)年の33年分が現存する日記。尚、一部散逸している。

 『看聞日記』は宮内庁書陵部所蔵の貞成親王自筆原本にある題名であり、『看聞御記』(かんもん ぎょき)とも呼ばれる。


 筒井氏関連では、正長2(1429)年、永享4(1432)年、永享6(1434)年、嘉吉3(1443)年に、合計7日分に記述があり、筒井覚順(「筒井」あるいは「筒井大将」と記載されている)、筒井五郎(筒井氏から養子に入った「福住五郎」のこと)、筒井城(「筒井館」と記載されている)が現れる。

 翻刻としては、昭和17(1942)年に、 塙保己一氏が、続群書類従完成会より『続群書類従 補遺3』と『続群書類従 補遺4』の2冊を出版されている。

 具体的には、以下の各条をご参照下さい。

・永享元(1429)年: 9月18日条

・永享4(1432)年: 10月18日条、12月2日条、12月20日条

・永享6(1434)年: 8月16日条、8月22日条

・嘉吉3(1443)年: 9月19日条


筒井氏同族研究会

大和の戦国大名・筒井順慶をはじめとする筒井氏を調査研究する団体です。 一族郎党の子孫や研究者だけでなく、筒井氏に興味のある方ならどなたでも歓迎します。 筒井氏の謎を一緒に解明していきましょう。

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