『和州諸将軍伝』(わしゅうしょしょうぐんでん)
戦国時代の大和を中心にして諸将の事跡を書き記した「大和戦国記」。宝永4(1707)年、遊客閑雲子の作。上田家本『和州国民郷士記』(正式には『和州十五郡衆徒国民郷土記』)が底本とされ、筒井順慶歿後100年を経て、現在の資料より見ると一部に誤記や不明瞭な部分もあるとされるが、同時代では他に有力な史料が出現しておらず、大和戦国時代を補う貴重な史料とされる。前半は筒井氏一族(特に筒井順昭・順慶・定次三代が中心)の記述が占めている。
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