『寛永諸家系図伝』(かんえい しょか けいず でん)

 『寛永諸家系図伝』は、寛永18(1641)年~寛永20(1643)年に、江戸幕府によって編纂された、諸大名と旗本以上諸士の系譜集。清和源氏・平氏・藤原氏・諸氏に4区分に分類され、巻末には医者・同朋・茶道の諸家の系譜を含む。

 後に編纂された『寛政重修諸家譜』と比べて正確性・客観性を欠くとされるが、『寛政重修諸家譜』自体が、東大寺、興福寺、西大寺、唐招提寺、春日大社、傳香寺等に残る筒井一族に関する記録や伝承と異なる内容も含まれるため、『断家譜』と共に今後検証が必要な状況であり、『寛永諸家系図伝』も含めた3史料は比較検証の必要があろう。

 筒井氏は、「藤原氏 癸24」に掲載されており、国立公文書館デジタルアーカイブで写本が閲覧できる(最初に井戸氏があり、筒井氏はその次に掲載されている)。

筒井氏同族研究会

大和の戦国大名・筒井順慶をはじめとする筒井氏を調査研究する団体です。 一族郎党の子孫や研究者だけでなく、筒井氏に興味のある方ならどなたでも歓迎します。 筒井氏の謎を一緒に解明していきましょう。

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